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ササンマスターのひとりごと


by sasunsasun
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さおり織

さおり織_e0042261_17475184.jpg
みなさんは、さおり織(SAORI)と言うものをご存知だろうか?
城みさおさんがはじめられた織物、障害者や高齢者が
自分の思い通りに織ることのできる機織。

城さんは仰る

吾々の服には流行はありません。
すべて自分を表現するものであるが故に
十年二十年経ても少しも古くならない、
且つ手放せないものとなります。

最も大切なことは、それぞれの作品は、
相対評価ではなく、絶対評価であるということです。

ひとりひとりがすべて主役であること。
みんなは同じ目的を持っていて、作品はみんな異なる、
オンリーワンであること。
世界にひとつ、自分でしかないものがそこに現れるのです。
師も弟子もない、先輩も後輩もない、みんな平等。
それでいてみんな違うという有り難さ。


俊助も福祉作業所でさおり織をさせて頂いている。
昨日、イトーヨーカドーの場所をお借りして、
作業所としてのさおり織の展示会があった。

その展示会に俊助も参加、販売のお手伝いもしたという。

彼は今までに関わってくださった、たくさんの方々からとても
可愛がって頂いてきた。

小学校の時の担任の先生も、いまだに何かあると
お誘いを頂いたりとお付き合いがある。

今は障害者の人たちのためのお店を作ることに
奔走されて、この秋にはオープンの予定とのこと。

昨日は展示会息子がに出向いていたことを知って、訪ねてくださった。
私たちは仕事を理由に今まで一度も見に行ったことはなかった。

今朝、先生から写真付きのメールを頂いてその様子を知った。
こんなにも綺麗なさおり織を織っていたなんて・・・と驚いた。


「教えないで引き出す教育がある。
知的障害とは知的にものが入らないことをいうのであり、
彼らには素晴らしい感性がある。彼らの思うままに色を選ばせ、
織らせてみると既成概念にとらわれない素晴らしいものが織り上がる」

「それまで、あれも駄目、これも駄目と抑えられてきていたものが、
自分の好きな材料や色で織らせ褒めてやると、彼らは生き生きとしてくる。
自己も育ち、リハビリになる」 城みさお
by sasunsasun | 2008-01-31 17:48